『奇跡の脳 脳科学者の脳が壊れたとき』を読んで
『奇跡の脳 脳科学者の脳が壊れたとき』読了🧠
著者が脳卒中になるところから臨場感高く描写されているので(その後の長い回復への格闘期も)とくに前半はかなりハラハラドキドキでした((((;゚Д゚))))))) 🏃♂️
後半はだんだんスピリチュアリティの色が濃くなってきますが、あわゆるスピ系と揶揄するようなものには感じませんでした。
🌈 ニルバーナ体験を神経解剖学的な見地からいうと、左脳の言語中枢および方向定位連合野が機能しなくなることにより体の境界がなくなり(自分を固体ではなく流体として認知、宇宙とひとつになったと感じる)時間と空間も消失する、というのがとくに印象に残っています。
これは著者の体験だけでなく、チベットの僧侶とフランシスコ会の修道女たちを対象とした瞑想、祈りのときのSPECT技術を利用した実験でのエヴィデンスもあるそうです。