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“お芝居をしないと、この社会では異邦人として扱われるほかない”

手放すことからはじめよう〜ゆっくり吐くこと

瞑想や呼吸、ヨーガなどにおいて
呼気(吐く息)が重要(吸うよりも)とはよく言われていることです。

でも、なぜ吸うより吐くことが大事なんでしょう?
(ヨーガ行者の成瀬先生も『ゆっくり吐くこと』という本を出されてますね)

「深呼吸しましょう」というと
まず息を吸うことからはじめる人は少なくありません。
(あなたはどうでしょう?)

「だって、吸ってからでないと吐けないでしょ?」

というのがその理由だったりします。

本当にそうなんでしょうか?

吸わないと吐けないんでしょうか?

なぜ呼気(息を吐くこと)が大事なのか。

また、それによる恩恵について、
以下の書籍が役に立つと思います。
(呼吸、呼吸法については他にもたくさん出てますが)

ひとつはアスレティックトレーナーという立場、経験から。

もうひとつは医師としての経験、
研究等から書かれたもので、
手っ取り早く(というと乱暴に聞こえるけれど)

「なぜ吸うより吐くことが大事なのか」の理由を
知識として得たい人が併せ読むといいと思います。

わたしはそちらの専門家ではないので
詳しいことは紹介の書籍にゆずりますが、

ただ漠然と「吐くのが大事らしい」とやるよりも(呼吸を)、
その理由を脳やホルモン、呼吸筋群(横隔膜や肋間筋等の)
といったところに注目して、医学的、科学的な説明をふまえて
理解してやるほうが取り組みやすく、得るものも多いと思います。

どちらもおすすめの呼吸法
(吐くことを鍛えることに注目した)
を紹介しているのもいいですね。
すぐに生活に取り入れられて。

なるほど〜と思ったところはたくさんありますが、
とくに『呼吸力こそが〜』にあった

“ 大切なのはその場その場に応じた
適切な呼吸ができることであって、
唯一絶対の理想の呼吸法というものは存在しない ”

ということろが印象に残りました。

なにごともそれだけで成り立つ、
存在する唯一絶対の真理はないということを
「呼吸」においても確認できた気がします。
(言葉に意味はない、状況、文脈に意味がある、にも通じるかと思います)

ハタヨガのアーサナ
いくつか組み合わせた「キャット&カウ」ストレッチは
その点(呼気)ちゃんとフォローしてるなぁとも思ったり。
(このアーサナに近い呼吸法の紹介もされています)

長くヨガの修練を続けている友人が言ってましたが、
瞑想よりも呼吸法のほうが習得、
深めるのは難しい気がするというのもわかる気がします。
(どの視点から捉えるかによります、もちろん)