ビジネスエリートのための!リベラルアーツ 哲学
宗教は信仰(信じること)からはじまり、
哲学は疑うことからはじまる。
本書は敷居をかなり低くして、
おおまかにゲシュタルト
(全体性というか概観というか)を作って、
そこからより深く学んでいくための
カジュアルなきっかけには良いと思います。
とくにわたしのような初心者、
門外漢には。
著者の小川 仁志さんには
『 ラッセルの幸福論 100分 de 名著 』でも
お世話になりましたが、経歴がとてもユニーク。
(ホームレス時代があったとか)
疑う(問いをたてる)
ちょうどいいタイミングというか、
いままさに必要なことです。
(そう、例の感染症騒ぎにおけるもろもろです)
なぜ
ウイルスはスカスカに通してしまうのに
マスクを常用しないといけないのか。
(花粉やせき、くしゃみ等で苦しんでいるわけでもないのに)
そもそもマスクでウイルスは防げるのか。
マスクに負の面はないのか。
(ありますね。
こまめに交換しなければ逆に不衛生、
呼吸にも悪影響)
なぜ
密を避けなければならないのか。
なぜ
過剰な手指消毒をして皮膚常在菌
(免疫系の第一防衛網である)を
日常的に殺さなければならないのか。
ワクチン(新型コロナに限らず)は必要なのか。
(そもそも有効なのか、害はないのか)
などなど、
疑うべき(それも喫緊で)ことに直面している今こそ。