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“お芝居をしないと、この社会では異邦人として扱われるほかない”

筋トレもヨガも皿洗いさえも〜瞑想

瞑想というと
目をとじて座って静かにするものだと思っている人が多いですが、それだけではありません。

瞑想するという行為には
いろいろな形があります。
(座禅のような形もそのうちのひとつです)

座って静かにする(静的な)
やり方の逆をみてみましょう。

逆というのは
動くということ(動的な)です。

ストレッチや筋トレ、ヨガのような運動、体を動かすことも立派な瞑想になります。

ただし、ちゃんと「身体を意識する」ことが大切です。
(ただ教則DVDをみながらヨガのアーサナをとれば誰もが瞑想体験に入れるわけもなく)

そのために筋肉や骨格などを知ることも役に立ちますね。
(知らないと意識のしようがないので)

上座部仏教スマナサーラ長老も
著書でよく書いてますが
「意識」して行えばすべてが瞑想(的な行為、実践)になると。

(この場合の「意識」は「ていねいに、しっかりと心を配って」するための状態、心構え)

食器を洗うのでも
洗濯物を干すのでも
部屋を掃除するのでも

ひとつひとつの動きを意識して丁寧に行えば、それが瞑想なのだと。

とはいえ、そうした日常的なことは
無意識や反射的にできてしまっていたりして(人間は一見複雑そうに見えることでも、意識せずに反応レベルでこなせます)

これを意識するのは
逆に難しかったりもします。

ですから、慣れないうちは儀式的に意識しやすい(日常と違う)坐法をとったり、環境(日常と違う)に身をおいてやるのがいいでしょう。