ショウジンブログ on Hatena

“お芝居をしないと、この社会では異邦人として扱われるほかない”

「1日3食をやめなさい!」を読んで

AmazonのKindle Unlimitedで、無料で読める作品を毎朝のお風呂で読むことが至福のひとときなワタクシ用の備忘録、振り返り、まとめです。

日本人はカロリーオーバーでありながら(食べすぎ)栄養が足りていない。

活性酸素は体内で食べ物を栄養素やエネルギーに変える際にどうしても生まれてしまう代謝物質。極端な話、呼吸しているだけでも生まれてしまうもの。そしてこれが細胞を傷つけることで老化を招くとされている。

活性酸素そのものは悪ではなく、生体維持や感染防御などの役割もある。(過剰なのが問題)

活性酸素が過剰に発生する原因は

・食べすぎ
・過度の運動
・喫煙やアルコールの摂取

健康を保つためには消化・吸収にかける労力を必要最低限に抑えること。(必要最低限だけを食べること)

飽食をするようになって以降、あらたにあらわれはじめたのが生活習慣病、アレルギー、ガンなどの現代病。

フォイト栄養学のフォイトには食肉産業のパトロンがついていた。また軍部も擁護者であった。そしてこれをそのまま導入したのが明治期の日本。

野菜のビタミン含有量は30年前の20〜50%にまで落ち込んでいる。

1950年代を境にして、ガン、心臓病、脳疾患で死ぬ日本人が急増した。(生活習慣病)その原因は食生活が欧米化したことと、いつでもお腹いっぱい食べられるようになったこと。

口から入った食べ物は胃や小腸で分解され、消化・吸収されたあとの残滓が大腸に送られる。大腸はその残滓が体外に出ていくように便を作る。

免疫細胞のひとつであるリンパ球は小腸に集まっているが、これがきちんと作動するかは大腸の腸内環境にかかっている。

脳梗塞心筋梗塞と血圧は関係ない。むしろ血圧を下げすぎると心筋梗塞のリスクが高まるという研究報告もある。むしろ血圧が少し高めのほうがガンや感染症罹患率、死亡率が低いというデータもある。

動脈硬化の本当の原因は糖質。ここで言う動脈硬化とはいわゆる血液がドロドロで動脈が詰まりやすい状態。(粥状動脈硬化=じゅくじょうどうみゃくこうか)

コレステロールそのものに罪はないが、糖とコレステロールが結びつくのが問題。コレステロールは本来であれば栄養素の運搬係として血管内をスムーズに流れる必要がある。しかし、糖はコレステロールにまとわりつき、接着剤のようにコレステロールと一緒にベタベタと血管壁にはりつく。

AGEsは細胞を傷つけ、感染症やガン、アレルギーに罹患しやすくなる。

糖はウイルス、ガン細胞の大好物。

糖質にはとっていい糖質と悪い糖質がある。いい糖質は間接糖(ホールフードで摂る場合の糖)。悪い糖質は直接糖で、白米や精白糖、精白小麦などの精製されたもの。

直接糖は血糖値を急上昇させる。(グルコーススパイク)すると膵臓ではインスリンがどんどん分泌される。(インスリンスパイク)インスリンスパイクが起きると急激にあがった血糖値が今度は急激に下がるという「血糖値の乱高下」を引き起こす。これがいけない。血糖値が急激に下がると今度は低血糖(糖が足りない状態)ますます脳が糖質を求めるようになってしまう。さらに、こうして日常的にインスリンが分泌されるようになるとインスリン抵抗性をもつようになる。(この行き着く先が2型糖尿病

人間の身体には糖質を使わずにエネルギーを作り出す機能がある。ひとつは肝臓による「糖新生」で、乳酸、アミノ酸、グリセロールからグルコースが作られる。もうひとつは肝臓が中性脂肪脂肪酸に分解し、さらにケトン体まで分解するという機能。

砂糖(精白糖)はこの世でもっとも古い歴史のある覚醒剤。よく甘いものを食べると幸せになるというが、これは脳がラリっているようなもの。白い炭水化物も同じで白米、ラーメン、パスタによって得られる糖質で得られる多幸感を脳が求めている。

糖質もまた活性酸素を過剰発生させる一因。

少食になると身体に入ってくる毒も減る。まず毒を出すかを考えるよりも、入ってくる毒を減らすこと。

体は朝一番に食べ物を受け入れるようにはできていない。むしろ体は空腹を感じた時にもっとも活動に適した状態になる。そもそも空腹感とは「今すぐ食べ物をくれ」というサインではなく「エネルギー充填完了」、つまり「活動する準備が整いました」というサインである。

日本で一日三食が広まったのは江戸中期から後期で、世の中が安定して庶民が豊かになった頃。それも一部の富裕層のみといわれている。つまり、たかだか400年。

健康を求めるほど不健康になる、健康オタクが一番不健康なことばある。上辺だけの知識ばかり集め、本質が見えていないことが多い。人の体は千差万別であり、食べ物との相性も人それぞれ。これさえ食べれば誰もが元気、長生きできる絶対の食べ物など存在しない。

大事なのは何を食べないか。体に入れてはいけない毒とはひと言でいえば不自然なもの、昔はなかったもの。この考え方に基づけば「何を食べるべきではないか」がはっきりする。

安価に大量に、そして短時間で提供するには(ファストフードや安価なチェーン店の飲食店)提供するものが腐らないように大量の防腐剤を添加することになる。

原価を下げるためにクズ同然の安い材料を使い、その品質をごまかすために大量のうまみ調味料や人工甘味料といった食品添加物を使うことになる。

「いつでもすぐに食べられて、しかも安価な食べ物」は毒まみれの偽物で埋め尽くされたものである。

こうした毒は脂溶性なので体内で代謝されることなく、かといって自然に排泄されることもなく体内に蓄積していく。

自然界に存在しない毒は体はどうしていいかわからないので、活用もせず排除もせず、それが体を蝕むことも知らぬまま溜め込んでいってしまう。

一説には、とくに意識していない人は一日に80種類以上もの食品添加物を食べているといわれる。

スクラロースの1/4強は有機塩素化合物。要するに塩素。塩素といえば殺菌などに使われる毒。(戦争では毒ガスとして使われていた)食品添加物は意図的にデトックスをしない限り体内にたまり続ける。(代謝されず、排出もされない)

血圧は歳をとったらある程度あがるのが当たり前で、むしろ上がらなければいけない。

血管が固くなると血流が滞りがちになる。そこで全身に行き渡らせるためには圧を強めて勢いよく血液を流さなくてはならない。だから歳を取ると血圧はあがって当然。それなのに血圧降下剤で無理やり血圧をさげると血液が流れにくくなり、末端まで届かなくなってしまう。

血圧降下剤などの薬を飲む人が増えるほど潤う人たちがおり、その人たちはこの世界で強大な力をもっている。すなわち製薬会社を含めた医療界。血圧にもコレステロールにも「これ以上になったら要治療」という値があるが、これは彼らが薬を売るために不当に設けた基準である。であるからして、この基準値に従う理由はない。

本当に正しい食生活をしている際の血圧、コレステロール値こそが「自分にとっての」正常値である。人の体は千差万別なのだから、外から決められた基準値に振り回される必要はない。

日本の野菜の農薬使用量は世界トップレベル。日本でもっともよく使われている農薬はグリホサート系、ネオニコチノイド系、有機リン系の三種類。グリホサート系は草が育つのに必要なアミノ酸の生成をとめて枯らせる。(雑草対策)ネオニコチノイド系は脳に作用してセイン系を興奮させ続けることで虫を殺す農薬。有機リン系は神経系、呼吸器系に作用して虫を殺す。(同じ分類にはサリンがある)

どんなに強い農薬をどれだけ大量にまいても使う回数さえ減らせば「減農薬」と表示できる。

F1種とはF1雄性不稔種のこと。(雄性不稔とは、染色体異常で不妊症になっている株ということ)

雑草を取り除くために除草剤をまきたいが、作物まで枯れてしまうのは困る。そこで遺伝子操作を加えて除草剤への耐性をつけた品種(遺伝子組み換え作物)を植えれば、除草剤をぐいぐいまいて雑草を排除できる一方、育てたい作物は無傷という都合のよい状況が生まれる。

動物実験遺伝子組み換え作物を餌として与えたところ、生殖関連の障害が発生したという報告から、近年世界的に見られる不妊症の増加は遺伝子組み換え作物(食品)の普及が関係しているのではないかとするデータも多数存在する。

製造の過程で組み替えられた遺伝子やその遺伝子が作るタンパク質が検出できない場合は表示義務がない。醤油や植物油などは製造過程での検出が技術的に困難なので、たとえ使われていても表示を免れる。

表示しなければならないのは遺伝子組み換え食品の重量が原材料のなかで「上位三位以内、かつ5%以上」であった場合のみ。浸かっていてもこれ以下であれば表示しなくてよい。また、「意図せざる混入」が「5%」以内であれば「遺伝子組み換えでない」と表示していいことになっている。

遺伝子組み換え食物の一番の問題は、多くは畜産の餌に使われているということ。その毒性は生体濃縮され、食用肉にたまりこんでいる。

動物は必ず断乳をする。人間だけがいつまでも、しかも他の動物の血液から作られる乳を飲んでいる。そもそも牛乳とは子牛を大きくするためのもの。

カゼイン(牛乳などに含まれる)は発がん促進物質。戦前の日本では稀だったガンは戦後に急激に増えた。GHQの政策で日本に牛乳がどんどん輸入され、牛乳を飲む週間が広まったことは無関係ではないだろう。

牛乳を飲むとむしろ骨は弱くなる。牛乳に含まれる乳糖は体内でラクターゼという酵素によって分解されるが、日本人を含むアジア人は離乳期をすぎるとラクターゼが分泌されなくなる。

牛乳に含まれるリンは体内のカルシウムと結びついて体外に排泄されてしまう。

塩のパッケージに「塩化ナトリウム」とあったら、それは不自然に精製されたニセモノの塩。

人間の血液成分は海水と似ている。

カンジダ菌は通常は体内に定着しない菌。ところが食品添加物、農薬、薬などの化学物質や糖質をとりすぎて腸内環境が悪化すると次第に腸壁に棲みつくようになる。

トランス脂肪酸不飽和脂肪酸(植物油)を加熱させ(この段階で酸化)水分を蒸発させて脂肪酸を凝固させたあとに水素分子を加えたもの。(水素によって二重結合をうめ、飽和状態にする)食品業界では保存性が高いとしてトランス脂肪酸は重宝され、スナック菓子やスイーツなどに多用されている。

酸化した食べ物はなんでも体内で炎症を起こす。一般にサラダ油と呼ばれるものはノルマルヘキサンという劇薬で抽出、加熱処理されている。それに酸化防止剤などの添加物が加えられたのが一般的なサラダ油で、酸化防止剤にはBHTやBHAといった欧米で発がん物質として禁止されているものが日本では使われている。また、サラダ油の原料になる菜種、大豆、トウモロコシなどは遺伝子組み換えである可能性が高い。

現代の毒は脂肪にたまる。多くが石油性製品であり「脂溶性毒」、つまり油に溶けるものばかり。脂溶性毒は体内に入ると脂肪に溶け込み、どんどん蓄積される。脂溶性毒が恐ろしいのは脳までおかしくしてしまうこと。脳はほとんどが脂肪なので脂溶性毒の害をもろに受けてしまう。

脂肪にたまった毒を解毒するにはデトックスなどをして脂肪を入れ替える他ない。

脂溶性毒を排毒するには発汗が効果的。強力なのは低温サウナだが、熱すぎない温度のお風呂にゆったり長時間入る半身浴なども効果的。ただし、入浴の場合は排毒が進んでも、今度は水道水に入っている塩素等が経皮吸収されるので、その点にも注意する必要がある。

脂肪にたまった毒を抜くには時間をかけてじんわりと汗をかくのがもっとも効果的。(断食も)

解毒法の中には水(水分ではなく)をたくさんとって尿を出すという方法もあるが、これは腎臓を酷使することになり、腎臓本来の解毒機能が損なわれてしまう危険もあることに注意。

柑橘類のビタミンは有害物質を中和してくれることが科学的にも実証されている。

<解毒作用のある食物> 玄米(イノシトール、ガンマオリザノールは肝臓の働きを強め、放射性物質の中和、解毒に効果的)
梅干し(クエン酸が化学物質、放射性物質の解毒に効果的)
たくあん・ぬか漬け(乳酸菌によって腸内細菌の働きを高める)
納豆(納豆菌が腸内細菌の働きを高める)
根菜・ねぎ(硫黄を含み、放射性物質の解毒に効果的)
海藻(10センチ角の昆布一枚で被爆を防ぐのに服用されるヨウ素剤1錠分に匹敵)

食物繊維は胃や小腸で消化、吸収されずに大腸まで届く。これが重要。食物繊維が大腸の中にある老廃物や有害物質を吸着し、便と一緒になって排泄されるから。

皮膚から吸収してしまう毒を経皮毒という。

運動のしすぎは食べすぎと同様に活性酸素が過剰に生成される。

古代の狩猟民の一日の労働時間は4時間程度だったという研究結果もある。

長崎原爆でみずからも被爆しながら被爆者の治療にあたった秋月辰一郎氏いわく「塩は造血細胞に賦活力を与える。砂糖は造血細胞には毒となり、血液を破壊する。だから砂糖は絶対にいかん。玄米に塩をつけて握り、からい味噌汁を飲むんだ」と。

白い小麦製品(精白された)は全般的に避けて間違いはない。摂る場合は全粒で作られた茶色いものを選ぶこと。ただ、小麦には米と反対に体を冷やす作用がある。

砂糖を使うことを除けば和食は良い健康食だといえる。

発酵食品は腸内環境の向上に絶大な効果がある。大豆にはフィチン酸という植物毒(ミネラルなどの吸収を阻害、排出を促す)があるが納豆や味噌になるとこれは消滅する。

オーガニックや有機農法とうたっていても、化学肥料ではない有機肥料を使っているというだけで無農薬とは限らない。

水素化油脂や植物性油脂とあったらそれはトランス脂肪酸のこと。

熱で酸化した油は体内で炎症を起こす。良質な植物油はドレッシングとしてなど、低温のまま摂ることで健康に寄与する油になる。とくにオメガ6, オメガ3系の油は熱に弱いので注意。

植物油はほとんどが不飽和脂肪酸だがココナツオイルは植物油としてはめずらしく飽和脂肪酸が多いので加熱調理に使える。

ムコ多糖類は積極的に摂ったほうがいい糖。他の栄養素と一緒に摂れる間接糖の形であれば(ホールフードとして)多すぎなければ問題ない。(ムコとはネバネバといった意味)効果としては免疫力アップ、血糖値の調整、新陳代謝の促進、骨の形成促進、細胞への栄養供給の強化など。

ムコ多糖類は野菜であればオクラ、納豆、山芋などのネバネバ食品に多く含まれている。(玄米、豆類にも)

以上、基本的に自分に向けた振り返り、備忘録的なものなのでテキストばっかりでブログ記事としては読みにくいかもしれませんが、本書の大事なところはけっこう書き残しているので参考にはなるかと。(本書はKindle Unlimited会員であれば無料で読めます)

kindle Unlimitedではふだんなら書店で手に取らないような(また、Amazonで購入しないような)ものを意識して選ぶようにしてますが(ランダムネスを招じ入れることによる「ふだんなら起きないなにか」を期待して)こうしたリアルの出版が追いついていない(登場して間がない、変化が早すぎる等)分野の情報を追うのにもいいですね。(出版のハードルが低いため、質が玉石混交というのはありますが)

また、類書(玉石混交はいい意味でも)も引きやすいので、大量に関連情報にあたりたいときは本当に助かります。(ジャンルもそのときどきの自分次第ですが、それにも十分にこたえてくれるので)

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とはいえ、個人的にはやっぱりKindle端末(私はPaperwhiteを愛用)がおすすめです。

習慣によると思いますが、私は毎朝のジョギング後に入るお風呂で(1時間くらいじっくりと)kindle読書をするのが至福の時間で、入浴(デトックス、心身のリラックスにも有益)にkindle読書をからめることで同じ時間がすばらしく有益に過ごせて最高です。(最近のkindle端末は防水仕様)