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“お芝居をしないと、この社会では異邦人として扱われるほかない”

数息観のすすめ〜瞑想

瞑想によって何が得られるのか。

どんな体験ができて
それは何の役に立つのか。

瞑想という言葉や目を閉じて集中する
座禅とかのあれでしょ?といった理解をしている人は多いです。

ツッコミどころ満載ですが(瞑想はそもそも何かを「得る」ためにするものなのか等)初心者、入り口に立つ段階にいる人にとってはこのへんが興味へのとっかかりになるかと思います。

とくにふだんとは違う「瞑想状態」を体験したいという場合、手っ取り早いのは(乱暴な表現は承知のうえで)数息観(すそくかん)がいいでしょう。

ここでも「瞑想」や「瞑想状態」の定義は?というツッコミもあるでしょうが、それはさておき。(万人に通じる絶対的な真理のような回答は存在しないので)

数息観(すそくかん)はGoogleで検索すると(Googleじゃなくてもいいです、Yahoo!でもBingでも検索エンジンなら)たくさんヒットしますが、半眼(はんがん)で数を一から十まで数えることを繰り返すことです。

もっと多い範囲の数を数える(唱える)場合もあるようですが、十までで十分です。 (十だけに)

余談ですが、メンタリストのDaiGoさんは著書で「二十一」をすすめてましたね。中途半端な数にすることで惰性にすることを防ぐとか。(DaiGoさんとDAIGOさんが別人だと最近知りました、どうりで日によって表情、髪型がけっこう違うなぁと思ってましたが、なるほど)

ちなみに、この本では間違った説明もあるので注意です。
(脳がエネルギーとして使えるのは糖質だけとか)

また、半眼でなくてもいいです。
(目を完全に閉じているとむしろ雑念が浮かぶという人もいるので、そのへんは臨機応変に)

意識することは、呼気(息を吐く)を長くすることです。

数を唱えることで長く息を吐くことがしやすくなります。
(ただ息を吐くよりも)

なので

「いち、に、さん」よりも
「ひ〜、ふ〜、み〜」がいいですね。

自然と息を長く吐けるので。
(ひ〜、ふ〜、み〜、よ〜、いつ、む〜、なな、や〜、こ〜)

いつは「い〜」、ななは「な〜」でもいいでしょう。

繰り返しますが
呼気を長くすることを意識することです。

正しい瞑想状態とはどんな状態なのか
その定義はさておき

普段とは違う深い変性意識状態(トランス)を体験するということであれば、この方法が安全かつ確実です。

わかりやすいフィードバック(したことに対する反応、結果のようなもの)には時間の感覚の喪失(いわゆる「いま、ここ」Be here now的な)、自他の境目がなくなる、もしくは曖昧になる(いわゆる「oneness」)です。

数息観という瞑想のひとつのやり方で、呼気を意識して(長く)容易に「普段とは違う精神、身体の状態を感じる」ことができます。(それが瞑想の目的ではありませんが、入り口として体感するには有効だと考えます)

調べてみるとわかりますが、シンプルなカラクリ(科学からみた)を知ってしまえばなんてことはありません。(知ったうえでやると、より容易になるでしょう)

その「カラクリ」を知らなくても結果は得られるので、それについてはここでは触れませんが、知りたい方はご自分で調べるか、リアル正心寺の瞑想会へ。