ショウジンブログ on Hatena

“お芝居をしないと、この社会では異邦人として扱われるほかない”

2020-01-01から1年間の記事一覧

サプリメントってどうなんだろう?〜リダクショニズム(細分化主義)への警鐘

栄養は大事(そう)だとは誰もが思っている。 でも、そうそううまいこと摂ることは難しいとも思っている。 そこで手軽に利用できるのがサプリメント。 とくに米国は日本のように国民皆保険制度がないので(医療費が高くつく)この市場(サプリメント)は充実…

ザッカーバーグも瞑想をしていた〜フェイスブック 若き天才の野望

タイトルの 『 フェイスブック 若き天才の野望 』 には、正直なところ「いや、天才は言い過ぎでは?」 と思って読み始めたんですが(失礼) 実際に読んでみると 「たしかに、 それに素養として生まれながらの皇帝なんだなぁ」 なんてことも強く感じ、 今まで…

心身と栄養に直結な二冊〜チャイナ・スタディーとWHOLE

2020年に読んだなかで ベスト 5 に入るのがこの 2 冊。 どちらも ドクター・コリン・キャンベルの著作で 『 チャイナ・スタディー 』と『 WHOLE 』。 チャイナ・スタディー 葬られた「第二のマクガバン報告」(合本版)作者:T・コリン・キャンベル,トーマス・M…

ビジネスエリートのための!リベラルアーツ 哲学

宗教は信仰(信じること)からはじまり、 哲学は疑うことからはじまる。 本書は敷居をかなり低くして、 おおまかにゲシュタルト (全体性というか概観というか)を作って、 そこからより深く学んでいくための カジュアルなきっかけには良いと思います。 とく…

制限をかけることが豊かさにつながる〜減らす技術

多くのひとが より多くのことを処理して、 そして大きな成果を求めようとします。 そうしたほうがいい、 当然な気がします。 でも、 実際は逆だったりします。 減らすこと(Less is more)。 制限をかけることが、 ひとつひとつの取り組みの精度をたかめ、 …

人生が短いのは、そんなことに時間と労力を注いでいるから〜Think Clearly

電車内の広告で見かけて 気になっていた『Think Clearly』。 こうした広告で宣伝されているものは、 つい懐疑的にみてしまうことが多いんですが (基本、その姿勢は間違ってないと思ってます) 今回は信頼している方が ブログで紹介していたので読んでみまし…

ミステリーがヒストリーを作る〜サードドア

神秘(ミステリー)が歴史(ヒストリー)をつくる 私のお気に入りの言葉のひとつで、 エリオット・ビズノーというひとからの引用です。 エリオット・ビズノーって誰? という人は、 ぜひ2019年度「わたしの胸熱」大賞受賞作 『サードドア – The Third Door』…

著者は気功師?〜自分の薬を作る

これは 2020年の ベスト10 にはいるかもしれない。 言語化するのがむずかしいのですが はじめての感覚。 作者の世界観、そのきりとり方 じつにプラグマティック(実用的)な方法論。 書店でみかけて、3 回くらい手にとって、 ペラペラと読んで、4 回めにやっ…

読む瞑想〜サードドア、月と6ペンス

良質な書物は いともかんたんに深い瞑想状態(変性意識状態)にいざなってくれます。 書物にかぎらず、 人がするあらゆる表現にその機会はあり、 また、人だけでなく、それは自然や無機物、空間であることもあります。 表現されたもの自体にも そうした価値…

瞑想とは自分という書物を何度も読み返すことかもしれない〜超訳 ダ・ヴィンチ・ノート

超訳だけに、 サクサクと読みやすく、 レオナルド・ダ・ヴィンチが書いた (描いた)メモに関することだけでなく、 著者の桜川Daヴィんち(ダ・ヴィンチ研究家)による解説もとても楽しめました。 そもそも、 「ダ・ヴィンチ・ノート」とは何か。 レオナルド…

その答えを暗記する方法より、その答えが、なぜその答えになったのかを考えろ

自分を含め、多くの人が 問いと答えだけに注目します。 たとえば A → B → C → D という、 A(問)からD(答)に至る道筋があるとして AとDだけに注目して (覚えたりして) わかった、覚えた、理解したと、 あまりに単純に「わかった(つもり)」になりがち…

作者にこそ、いま問いたい〜問こそが答えだ!

答えを得ることよりも 問いを発することのほうが ずっと大事だというのは 自己啓発やビジネス書なんかで よく言われることです。 (アインシュタインもそんなようなことを言っていたような) ということで、 本書では「より良い解決策は、 より良い問いから…

筋トレもヨガも皿洗いさえも〜瞑想

瞑想というと 目をとじて座って静かにするものだと思っている人が多いですが、それだけではありません。 瞑想するという行為には いろいろな形があります。 (座禅のような形もそのうちのひとつです) 座って静かにする(静的な) やり方の逆をみてみましょ…

遅めの専門特化のすすめ〜RANGE – 知識の「幅」が最強の武器になる

ゴルフのタイガー・ウッズや チェロ奏者のヨーヨー・マなどなど、 早くから専門に特化して学ぶことが 重要だというのは「1万時間の法則」や 「グリット」なんかで力説されるところ。 でも、本当にそうなのだろうか? という疑問からはじまった 『RANGE』の著…

「読めた気」になっているだけじゃないの?〜これからの「正義」の話しをしよう

哲学は苦手です。 (単純に理解するだけのIQが足りないだけ) なので、 これもうんうんと格闘しながら 読んだのだけれど、 読めたのかと問われれば、 「否(いな)」なのです。 しかし、 相当売れた(読まれた?)らしい。 帯には 熱く、生きた哲学がここに…

「読んだ」と「読めた」には雲泥の差がある〜FACTFULNESS、ほんとに読んだの?

2019年のベストセラー 『FACTFULNESS』。 FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣作者:ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロスリング・ロンランド日経BPAmazon 様々なメディアでもとりあげ…

創造の狂気〜ウォルト・ディズニー

ウォルト・ディズニー (ウォルター・イライアス・ディズニー) ですぐに思いつくのはディズニーランド? ディズニーアニメ(映画)? 本書を読むと さらに彼が「創造」したこと (そのための破壊もふくめ)、 そのスケール、狂気を知ることができます。 ウ…

愚か者は邪悪な人間よりも始末が悪い〜大衆の反逆

『武器としての決断思考』と同じく 「今」読まれるべき一冊かもしれません。 わたしなんかが 完全に理解しきれるものではないですが 同じような人でも「今」 この状況だからこそ刺さる、 ハッとする文章がきっとあるはず。 引用します。 大衆とは、 みずから…

大切な共生相手を虐殺していませんか?〜あなたの体は9割が細菌 – 10% HUMAN

大切な共生相手って 誰のことでしょう? それはずばり、腸内細菌です。 マイクロバイオータ(共生微生物) なんて言ったりもしますね。 この春(2020年)からの あれやこれやで、 いろいろなところで アルコールやエタノールなど、 過剰な手指消毒を当たり前…